1. |
理想郷へおいでませ
01:22
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脳内麻薬溢れて元気
コカイン、ガンジャなんかいらないわ
警官、女の股にピストル
機会均等に皆殺し
楽しいな 楽しいな ユートピアだぜ
嬉しいな 嬉しいな シャングリラだぜ
働かざれど我が暮らし安定
嫌いな奴は即粛清さ
愛する人のプロパガンダは
吐き気がするほど美しい
楽しいな 楽しいな ユートピアだぜ
嬉しいな 嬉しいな シャングリラだぜ
（理 想 世 界 我 喝 采）
（理 想 世 界 我 勝 利）
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2. |
覚
04:06
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素晴らしいこの世界には
汚い物などありゃしないはずさ
あばばば！
呪われた犬が交尾をして 産まれた子犬は液状だ
僕らはそいつを蹴り飛ばして 道徳溢れる道を往く
あいつにだけは近寄んな あいつにだけは近寄んな
近寄んな 近寄んな バイ菌伝染るぞ近寄んな
隔離する為だからしょうがない
隔離する為だから良いでしょ
奇形な朝 目覚めてゆく
異世界の扉開け 今
檻の中で 死んでゆけば
良かったと後悔
誠実なこの世界では
嘘偽りなく全て伝わって
泣き面に浴びせた笑顔
その正体さえ見えてしまうのです
あばばば！
貴方はいつでも笑顔の裏で メス豚の死骸投げつける
甘えた顔しておねだりしても ご馳走様すら言えず仕舞い、よ！
奇形な朝 目覚めてゆく
異世界の扉開け 今
檻の中で 死んでゆけば
良かったと後悔
目を逸らすなよ
冷たい 冷たい 肌に触れずとも
腐った 腐った 死の香りがする
脳裏に 突き刺す ヒトの意思の山
瞬きしないで 見ていられますか？
素晴らしいこの世界には
汚い物などありゃしないんだ
泣き面に浴びせた笑顔
今日もどこかで誰かが
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3. |
暗い遊園地
04:40
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嫌と言うのに並ばされ 無理矢理乗ったジェットコースター
偉い人は苦痛を好み 「これが努力」と言うのです
型にハメれば良しとする ヌルい頭はメリーゴーランド
カボチャの馬車は腐ってる それを無視して「嗚呼、安泰」
怪しき遊具 退屈にはさせられぬ
欲で動くゴーカート 金集める為走る 永久に
観覧車の中で少女 ロマンチックに咥えてる
上の景色は素晴らしく 下の虫ケラは見えないわ
お化け屋敷の住人が 俺に「殺せ」と命じてる
下世話な誘いには乗らねえ しかしその手には××
怪しき遊具 人がどんなに悲しく死に
這いずりて尚 冷たく動くよ
踊れ ここはレジャーランド 楽しい世界
みんな俺を愉快にさせる為のショーさ
愛しい君が死んでも
全て嘘で予定調和さ
「さあ、本日はヒーローショーへお越しくださいまして
誠にありがとうございます。
当レジャーランドのヒーローショーはなんと、
実世界に生きる人間が主役でございます。
尚、このショーは最後の最後まで、どちらが悪役でどちらが正義か分かりません。
最後に勝ち残った人間、そしてその人間の味方していた者が正義となります。
さて、本日はいったい誰が正義のヒーローになるのでしょうか！！」
止まぬ欲望
怪しき遊具 人がどんなに悲しく死に
這いずりて尚 冷たく動いた
踊れ ここはレジャーランド 楽しい世界
みんな俺を愉快にさせる為のショーさ
空を見上げて一人
憂い、虚しい、溢れた感情も
全て嘘で予定調和さ
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4. |
人間の蕾
04:14
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チクタクチクタク…
薄紅に染まる 東雲を見つめ
今日がまた始まってく
茹だる夏の朝 蝉噪の中で
望郷の念を抱く
背中を這う憂いに 潰されぬよう 息を吐いた
この世が終るまで生きていられたら
蕾が少しだけ綻んでくれるかな
線路の向こう側 見覚えある顔に
拠り所を感じたり
現実の隙間に 人間を感じたり
雨がすぐに止んだり
僅かなのだろうな 生きてゆく理由なんてもの
孤独を肴にするほど器用じゃない
生きれば生きるほど汚く濁るけど
この世を動かした数多の煌きが
命の灯火が暁に揺れてる
いつからか僕は 目線が下向いて
いつからか僕は 感情が下向いて
いつからかみんな人間になっていった
この世が終るまで生きていられたら
蕾が少しだけ綻んでくれるかな
頭を抱えては沈む夜があるけど
この地を踏み締めて今日もまた歩いてく さあ
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5. |
サイコキネシス
04:23
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わたし念力少女 心動かすマイセルフ
私のココロ曰く 私のココロ弱く
明日を憂いてみたり 過去を嘆いてみたり
今が疎かになり 暇を持て余すダミー
Everybody Say 妄想
Everybody Say 大嘘
Everybody Say 仰々
Everybody Say 本当捻じ曲げたいよ
わたし念力少女 心揺さ振るマイセルフ
私のココロ曰く 私のココロ脆く
醒めた夢に戻れず 何度も繰り返す日々
扉など無い場所に 居座るの飽きた
愛のイメージ 妄想のページ
不明瞭 感情が心閉ざす
本性を呼ぶ零時 衝動をサルベージ
これ以上は罪
関係ない 関係ない この痛み
無闇に強がって
鮮明に 深淵に 刻まれた
記憶は戻せない
コントロール出来ないよ
全てが重なる 全てが不適格
全てが解るよ 全てが間違い
わたし念力少女 心グラつくマイセルフ
私のココロ曰く 私のココロ細く
後ろ向けば何かが 前向いても何かが
呪縛解けないままに 悩むのも飽きた
愛のイメージ 妄想のページ
不明瞭 表情が私を刺す
本性を呼ぶ零時 衝動をサルベージ
見境は無い
夢を見ていたあの日まで 戻され諭されて
タイムリープなんて出来なくても 顔を見ただけでほら
関係ない 関係ない この衝動
無闇に繋がれた
鮮明に 深淵に 刻まれた
鼓動が蘇る
コントロールされていた
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6. |
教室の悪魔
04:44
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綺麗な空気を吸い育ち 没個性化した子供に
意識はある感情もある ただ一つ未成熟
小さな世界のヒエラルキー 大人は見て見ぬふり
狂気を孕む純粋さで 人を頬張る
殺されてく 何もかもが
どす黒い闇よりも怖き白で
こんなに傷だらけでも 誰も僕を見てない
刺し痕は自然に付いた 過度に戯れ合って
殺されてく 僕の意志が
見るも無様な笑顔 目に焼き付く
御免なさい 御免なさい
逢魔が時に響く 絶望の鐘
浅キ夢見シ 屍ヒトリ
恐怖ノ底デ 咲イタ花ビラ
貴殿ハ鼠 殺シテ候
元気ニナッタカ？恍惚ヲ得マシタカ？
壊してくれ ひと思いに
どす黒い闇よりも怖き白で
救われない この世界で
瞼を閉じて今も歩いている
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7. |
再生
08:18
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遙か雲の向こうに背を向け 踏みしめる意志の感触
憂い闇に灯る 確かな光芒を捉え
誰も歩けぬ道を 名もなき英雄が行く
世界は終わらないと 月は笑いかけています
作り笑いから意味のある笑みへ 再生
虚空に轟かせ 生命力（ちから）を
最愛の民よ 生命の唄よ
絶望に満ちた風 盾になる者よ
いつか夜が明け 眩しすぎる朝
迎えたら目を細め 一緒に歩こうか
寝息を立てた子供想い 身を寄せていた光景に
揺るぎない想いを 抱かせられた胸が疼く
狂いそうな恐怖 奮い立つ雄武（おうむ）
喧騒にかき消されないように此処に刻む
危惧の嵐から安堵の快晴へ 再生
虚空に轟かせ 祈りの声を 再生
一億の魂を 心臓の高鳴りを 生きている実感を
回り続ける「時」 向かい風に靡く花は散らない
最愛の民よ 生命の唄よ
「綺麗事」現実に 降り注ぐだろう
最愛の民よ 生命の唄よ
絶望に満ちた風 盾になる者よ
いつか夜が明け 眩しすぎる朝
迎えたら目を細め 一緒に笑おうか
魂の再生を 掴み取れ再生を
夢じゃない再生を 永遠の最盛を
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Utsu-P Japan
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